天体観測日記

ベランダから電視観望で星空を眺めるようになったばかりのサラリーマンのブログです。 自分の体験談、失敗談を備忘録として記録していきます。基本的に画質は悪いです🙈

N.I.N.AのTPPAとSynscanAppの極軸合わせ機能の比較

Skywatcher製の赤道儀をつかって北極星が見えないベランダから天体写真を取り出した私は、極軸合わせにSynsanAppを利用しています。詳細は、以下のページでご紹介しました。

hosiryman.hatenablog.com

とても便利な機能でそれなりに天体写真も撮れていますので、多分、極軸があっていると思うのですが、数値的にそれを確認する術があんまりないんですね。

そんな時、最近、普段利用している撮影ソフトN.I.N.Aがバージョン2.0にアップデートして、プラグイン機能が実装され、神プラグインTPPA(Three Point Polar alignment)が使えるようになりました。
簡単に言ってしまえば、南の空を3か所撮影して極軸のズレを検出して、補正していく機能です。つまり、北極星の見えないベランダでも極軸合わせができる機能です。

両者を比較したらどうなるんだろうと思いまして、普段利用しているSynscanAppによる極軸合わせをした後に、N.I.N.AのTPPA機能で極軸のズレを検知してみました。

もっとも「どっちがより正しいのか」ということを確認しようとするには、オートガイドを切って星の流れ具合を比較したりするんでしょうけど、それはまた別の機会に、、、。

今回は、「比較したらこれだけ差がありました」という結果にとどまります。で結果ですが、


おもったよりずれてる?
とりあえず、もう少し追い込んでみようと思い、調整を続けましたが、望遠鏡とEOS6Dで撮影を続けてズレを計算し続けるので、調整中は、ひたすらシャッターが切られるわけです。「ショット数が増えていく、、、。」と貧乏性の私は耐えることができませんでした。
そこで、ガイド鏡(焦点距離120mm)とガイドカメラ(ASI385MC)を望遠鏡とメインカメラとしてN.I.N.Aに接続して、TPPAをしてみました。この時点で、カメラのスペックと鏡筒のスペックが変わってきますのでN.IN.Aの設定を変更する必要があります。(後にN.I.N.Aのプロファイル機能でガイドカメラで極軸調整する際は、設定を切り替えるようにしました。)
そして、さらに極軸を追い込んでいきました。

こんなもんかなと思いここまで追い込んでやめておきました。手で調整していると思ったよりずれているなあと感じました。N.I.N.AのTPPAとSynscanAppどちらが正確なのかわかりませんし、途中でカメラと鏡筒を変更しているので厳密な比較でもありません。ただ、ズレを数字で見える化してくれるTPPAのほうが、極軸を合わせた感がありますね。

肝心のオートガイドなのですが、数値としては、いつもより気持ち数字はいいかなあという感じです。というか、数値が良くても星がゆがむときはゆがむ、、、。どうも私の設定方法はいい加減らしく、大師匠に教えていただいた英語のページを解読中です。もう半年くらい、、、。英語って難しい、、、。まだまだ修行は続きます。