9月も中頃を過ぎましたが、仕事、天候など諸々の事情により相変わらず遠征できず、家でしか撮影ができない日々が続きます。(10月こそは!)
惑星の撮影も楽しいですが、やはり本業?はDSOの撮影。もうOPTOLONG L-Ultimate 2"で、光害と戦いながら自宅で撮影するしかないな!と思い入手したのでした。
鏡みたいだあ!綺麗だなあと思いつつ、晴れ間を狙って、19時過ぎから自宅から南側、名古屋の市街地光害まみれの低い空にあるNGC7293でテスト撮影したのでした。
NGC7293は、これまでのIDAS NB1フィルターでも撮影はできているのですが、↓の写真とおり、DBEをかけても円形の光ムラが発生し、処理が非常に難しくなってしまいます。(PixInsightのSTFでブースト状態です。)
今回、L-Ultimateで撮影したNG7293は、↓の写真のとおりです。NB1で撮影した写真とは、gain(100→0)・露光時間(3分→5分)・画像の向きが異なる等、ツッコミどころ満載ですが、同じ方法でDBEをかけてSTFでブーストしても変なムラは出ていません。
もうちょっとテストしてみないとなんとも言えないんですが、光害カット効果は明らかにあるなあと思いました。そのまま夜更かして、M42をテスト撮影して、pixinsightで簡単に処理してみました。
あれ、ランニングマン星雲がいない!
過去に撮影したNB1フィルターですと下の写真のような感じです。
よくよく調べてみると反射星雲は、ほとんど映らないようです。optolongの公式サイトの作例にはランニングマン星雲が写っているのですが、他のフィルターで撮影した画像とブレンドしているようでした。
https://www.optolong.com/cms/document/detail/id/258.html
その他、半値幅が3nmと異様に小さいため、一枚あたり10分程度露光したほうがいいよと、購入店の店長さんにアドバイスをいただいたのですが、人工衛星が通過したり、風が吹いてガイドが乱れたりと結構大変でした。5分じゃダメかなあ、、、。(軟弱)
使い所を選ぶフィルターなんでしょうけど、光害カット効果は抜群ですし、ネットで色々調べていると東京都23区内からSH2 308を撮影している方とかもいて、夢が溢れるフィルターなので、頑張ってみようと思っているのでした。