L-Ultimateフィルターのテストをかねて、我が家のベランダからは、午前2時くらいから撮影可能になるバラ星雲を撮影してみました。薄明まで10分×10枚くらいとトータルの露光時間としては短めです。にもかかわらず、赤い星雲は非常によく映るなあという印象ですが、色は単調な感じがしてしまいます。いずれ、ブロードバンドで撮影した画像をブレンドしてみようとは考えているのですが、、、。
一方、L-UltimateとASI2600MC等のカラーCMOSカメラで撮影した画像をAstrobin等の海外サイトで検索すると結構な頻度で、赤い星雲があたかも赤と青2色ので色づいたモノクロCMOSカメラで撮影したような?画像が出てきます。
そして、HOOとかSHOとか記載されています。モノクロカメラに憧れている私としては、どうやって処理しているんだろうと気になって仕方ありませんでした
いろいろ調べてみると、YoutubeでPixinsightのNarrowband Nomalizationというプロセスを公開されている方がいて、それを使うと簡単にできそうだということが分かりました。Narrowband Normalization PixelMathというリンクが、動画の概要欄にあるので、そこからファイルをダウンロードして、Pixinsightにドロップすれば簡単に利用できます。とりあえず、HOOを適用してみました。
望遠鏡等 R200SS+コレクターPH(760mm f3.8)
カメラ asi2600mc pro
フィルター Optorong L-ultimate
架台 ケンコー se2-j赤道儀
ASIAIR PROでオートガイド撮影+ディザリング
ガイド鏡•カメラ sv165 zwo asi385
露出 600秒(gain100)×10枚
撮影地 名古屋市外れの自宅。
こんな感じになります。使い方としては、ストレッチした画像からStarnet2で星消し画像を作成し、Narrowband Normalizationのアイコンを星消し画像にドラッグ&ドロップするだけです。アイコンにはHOO HSO HOS SHOの記載があり、選択できるようになっています。その後、星のみの画像をPixelMathで合体します。
星の色が、おかしくならなないように分離して処理しているんだと思います。使い方は、上記の動画の中で開発者さんが教えてくれます。(英語なのですが、pixinsightを使っていればなんとなくわかると思います。)
ちなみにSHOを適用すると↓の画像のような感じになります。
↓もともとのRGBで処理した画像です。
pixelmathを使ったプロセスなので、数式が中にたくさん入っており解読すれば仕組みがわかるんでしょうけど、なにぶん自分は、バキバキの文系なので、どんな処理をしているのかさっぱりわかりません。ただ、単純に色がいい感じに変わって楽しいなあと。
なお、プロセスにはバージョンがあり、古いバージョンもダウンロードできるのですが、新しいものがおそらく優れているのだろうと思います。ということで、非常に適当なのですが、面白ツールみつけましたよというレポートでした。