子供を寝かしてから夜遅くに東向きのベランダで撮影するスタイルの我が家では、この時期、春の銀河しか視野に入りません。銀河関係は、光害カットフィルターを使った撮影が難しく、息子の任天堂switchでゼルダの伝説BOWを夜な夜なプレイして鬱憤を晴らしていました。このままではいかん!と、晴れた夜になんとか時間を作って豊田市にプチ遠征に行きました。
望遠鏡等 R200SS コマコレクターPH
カメラ asi2600mc pro
フィルター なし
架台 ケンコー se2-j赤道儀
PHD2+N.I.N.Aでオートガイド撮影+ディザリング
ガイド鏡•カメラ sv165 zwo asi385
露出 300秒(gain100)×40枚
撮影地 豊田市
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現地の到着が思っていたより遅くなってしまい、準備にあせっていたのか一番恐れていた失敗をしてしまいました。
赤道儀の落下です。「あー。アカン終わった。」と思い、泣く泣くチェックしたのですが、極軸望遠鏡の覗く側のフタが割れたくらいで、その後の動作も問題ありませんでした。とはいえ、一度、点検に出したほうがいいのかも、、、。(涙) 落ちる場所が悪いと自分や周囲の人にケガをさせてしまうトラブルなので大反省。手順書を赤道儀に貼る等ミス防止の仕組みを作らないと危ないなあと思いました。これが一つ目。
二つ目は、パソコンのwifi接続が不調で、なかなか撮影ソフトが動作できなかったことですね。Windowsのバージョンアップが原因なのか、一度、接続先を削除してパスワードを入れなおしたら治りました。これが結構ハマりました。
撮影開始後は、一時的に雲が出ましたが、オートガイドも安定しており、トラブルが嘘のようでした。でも、赤道儀は点検に出したほうがいいなあ、、、。
さて、今回撮影した、おとめ座銀河団の一部、マルカリアンの鎖は、自宅で撮影すると地味になってしまうのですが、今回の撮影でこれまでわからなかった魅力を発見することができました。
左上 NGC4477(上) 距離5400万光年 NGC4479(下)距離5600万光年
右上 NGC4435(上)+NGC4438(下)=Eyes Galaxies 距離5200万光年
下 NGC4413(左) 距離4900万光年 NGC4388(右)距離5700万光年
ミニ銀河がいっぱい映っていて楽しい!自宅でも映るのですが、渦巻き模様とかの詳細は見えません。遠方銀河って楽しいなあ。そうなるともっと大きな望遠鏡と赤道儀がいるのですが、赤道儀も落としましたし、しばらく修行ですね。