EAFほしいなあと思いながら購入に至っていない私としては、ASIAIR単体でピントをうまく合わせられるか不安でした。なんとなく、ASIAIRは、ZWOのEAF装着前提で設計されているのではないかと思い込んでいたのです。
ところが、ちゃんと「Focus」という手動でピントあわせするための機能が用意されていたのでした。
「Focus」を開いて星を導入してピントを合わせるだけなのですが、この季節は、我が家のベランダから明るい星がほぼ見えません。また、光害カットフィルターを利用しているため、ピントが大きくずれていると暗い星がほとんど映らないのですね。
そのため、ベランダから一番遠くに見えるモリコロパークの観覧車にピントを合わせて、おおまかに無限遠のピントを出します。狙うときは、LEDファインダー(skyserfer3)を使っています。(望遠鏡のドローチューブに無限遠の目印をつけていればいらない作業なのですが、ズボラで作業放置中なのです。)
画面右側の丸いボタンを押すと撮影が開始されます。シャッタースピードは、フィルターの有無や空の状況などによって調整するのですが、早いほうがピント調整はしやすいですよね。また、ASIAIRからスマホやタブレットへの画像の転送が遅いと大きな遅延が発生し、ピントが合わせにくいので、「Bin4」にして、画像を縮小しています。
左側にあるZOOMボタンを押すと、↓のように緑の枠の中が拡大表示されます。(観覧車の航空障害灯が写っています。)緑の枠はタップで移動できるので、ピントを合わせる対象が画面の中心にある必要はありません。
おおまかにピントを合わせてしまえば、暗めの星でもピント合わせがしやすくなるので、星図から適当な星を選んで導入します。
↑拡大して、Star Sizeを確認しながらピントをあわせるか、、、。
↑バーティノフマスクで合わせるかお好きなほうで。
パソコンソフトのNINAやSharpcapにもある機能なのですが、スマホのアプリによくまとめたなあという感じです。
といいつつ、M27を撮影しながら、ZWOのEAFの購入を検討している私なのでした。