az-gti・zwo ASI カメラ・sharpcapでプレートソルビングをする際の覚え書 (MacbookにWindwosをインストール済み。)
2021年6月5日追記
プレートソルビングがうまくいかない場合のトラブルシューティングに関する記事を追記しました。以下の手順で失敗する場合は、参考にしてください。
1 ASCOMプラットフォームのインストール
ASCOM - Standards for Astronomy
(.NET Frameworkのインストールを求められたら、インストール)
2 ASCOMドライバのインストール
①az-gtiのASCOMドライバ
「ASCOM Driver for SynScan App Version x.xx」をダウンロードし、インストール。
http://www.skywatcher.com/download/software/ascom-driver/
②zwo ASIカメラのASCOMドライバ
「ASCOM driver to support ASI Cameras, EAF, EFW and USBST4. 」をダウンロードし、インストール。
https://astronomy-imaging-camera.com/software-drivers
3 Windows版 Synscan Proのインストール
https://skywatcher.com/download/software/synscan-app/
ベータ版ではなく安定版をダウンロードしましょう。
4 all sky plate solverのインストール
http://www.astrogb.com/astrogb/all_sky_plate_solver.html
インストール後にインデックスファイルのダウンロードを勧められるので、望遠鏡の焦点距離とカメラのピクセルサイズなどを入力して、ダウンロード。結構時間がかかります。
4-2 all sky plate solverの設定
[Settings]→[Plate solving settings]で望遠鏡の焦点距離とカメラのピクセルサイズを入力。
[Settings]→[Location settings]で観測地の位置情報を入力。
(4−1のインデックスファイルのダウンロード時にこの設定をするのですが、鏡胴を変更したり、レデューサーを装着した場合は、変更した方が良さそうです。ちなみに、焦点距離はいい加減でも、インデックスファイルさえダウンロードされていれば、大丈夫な感じです。)
5 sharpcapのインストールと設定
Sharpcap をダウンロード+インストール
私は、課金してPro版にしました。メールでライセンスキーが届くので、ライセンス認証画面にコピペ します。
SharpCap – Lunar, Planetary, Solar and Deep Sky Imaging. EAA and Live Stacking.
設定画面を開き、[Hardware] で [Mounts] を[SynScan App Driver]に設定。
同じく設定画面の[plate Solving]で[Prefer to use]を[Astro Tortilla/Ansvr/ASPS]に設定。
6 Synscan Proを起動し、az-gtiに接続後、sharpcapを起動し、カメラに接続(メニューのtoolからカメラを指定。)
↑この順番を守らないとエラーが出ます。
sharpcapの[Scope Control]の十字矢印の右上の[Connected]にチェックを入れる。
SynScan Proで、対象を導入すると1回目は目標の天体が導入できないと思いますが、[Scope Control]のタブにあるストップ🛑の左下の●を押すとplate solveが始まり、成功すると目標の天体が導入できると思います。
アライメントの時も利用できるのでうまくいけば楽です。
成功!
7 今後の課題
●本当は、Mac環境で環境を構築したいところですが、なかなかとっつきにくいのでまずは、Windows環境で構築してみました。いずれMac環境で構築したいところです。
●plate solving が、うまくいくときは、スパスパ導入できるのですが、ダメな時は点でダメ。月明かりやシーイングの影響?引き続き検討が必要です。なので、保険的な意味でアライメントは、、手動でやろうかなあ、、、。
ちなみに鏡胴は、borg77edⅱ 510mm f6.6、カメラは、zwo asi385mcを使用しています。もう少しf値が小さい明るい鏡胴なら確率が上がるのか要検証です。
●sharpcapの使い方がよくわからないですね。。要勉強です。ASI LIVEの簡単さが身にしみます。sharpcapで導入して、その後、ASI LIVEだスタックするということもできなくはないですが、、、。