週末は新月ということでハードスケジュール(753)にもかかわらず、プチ遠征に出撃しました。
天気予報は微妙だったので覚悟していったのですが、やはり空は雲だらけで撮影は厳しそう。いつか晴れるかもと思い、機材をセッティングしました。北極星も見えないので、極軸はベランダ撮影と同じようにSynscanAppで合わせました。
日付が変わるころになると、はくちょう座のあたりだけ雲がなかったので「そうだ豊田で撮影した北アメリカ星雲の続きを撮影してモザイクしよう!」と思い、ペリカン星雲を撮影しました。雲なく撮影できたのは、1時間程度だけでしたが、なんとか写ってくれました。
カメラ EOS6D(HKIR改造)
フィルター IDAS HEUIBⅡフィルター
望遠鏡 borg77edⅱ+borgマルチフラットナー7108+トリミング 551mm+α程度
架台 ケンコー se2-j赤道儀
PHD2+N.I.N.Aでオートガイド撮影+ディザリング
ガイド鏡•カメラ sv165 zwo asi385
露出・撮影場所 120秒(iso1250)×50枚 北アメリカ 豊田の高原
120秒(iso1250)×32枚 ペリカン 三重の森
〇Pixinsight + Astro Pixel Ptocessor(体験版)でモザイク処理。
モザイク処理には、PhtotoshopのPhotomerge機能やMicrosoft Image Composite Editorなど試してみましたが、やはり境界に不自然さが残るので、定評のあるAstro Pixel Ptocessor(体験版)をダウンロードして使ってみました。
Pixinsightで色合わせとABEをかけて、リニア処理の段階でAstro Pixel Ptocessorに渡すときれいに処理してくれました。その後、また、Pixinsightで各種処理を行いました。
こちらの動画を参考にさせていただきました。大感謝です。
ノープランだったのでしかたないのですが、2枚の画像の重なりの量の計算をしっかりできておらず、中途半端な画角となってしまったので最後に正方形にトリミングしました。また、北アメリカ星雲は、周辺が明るくなっていてフラット補正過剰なのかと思いきや、どうもそういう領域もあるようで悩ましいですね。
1時間しか撮影できず、厳しいプチ遠征でしたが、豊田の撮影とコラボして思わぬ成果を達成できたので、満足しました。
円安なので海外のソフト買いたくないのですが、Astro Pixel Ptocessor優秀ですね、、、。買いたいなあ、、、。