10月1日は夜中の2時ごろから雲が晴れたので、ムクリと起きて一年振りくらいにバラ星雲を撮影してみました。撮影を開始した3時頃から薄明まで1時間程度、5分露光で15枚ほど撮影して、フラット、ダークを撮影して、pixinsightで編集してみました。そうするとフラットがとんでもないことに、、、。
カメラ EOS6D(HKIR改造)
フィルター comet bpフィルター
望遠鏡 borg77edⅱ+borgマルチフラットナー7108+トリミング 551mm +α
架台 ケンコー se2-j赤道儀
PHD2+N.I.N.Aでオートガイド撮影+ディザリング
ガイド鏡•カメラ sv165 zwo asi385
露出 300秒(iso1250)×15枚
撮影場所 名古屋市外れの自宅
ABEやDBEでは補正ができないくらい色むらが発生してしまい、断念。この症状、これまでも出ていましたが、こんなに酷いのは初めて。過去の画像を見ていると、EOS6Dで撮影を始めてから発生しており、光害が少ないトヨタの高原ではほとんど発生せず、少し光害がある三重県の森はちょっとだけ、光害まみれの自宅で激しく発生しています。
また、露光時間が長ければ長いほどひどくなるようです。
特に自宅は壊滅的です。以前撮影に使っていたAPS-Cのa6400では発生していなかったので悩んでいました。
どうも周辺減光の激しいフルサイズで撮影すると、光害の影響でフラットが合わないという現象のようです。
ネットを調べて対策がないか調べてみたところ、あらかじめvoid画像というものを撮影しておけば、Flat AideProのバッチキャリブレーションで補正できるようです。
http://www.baoland.com/FlatAide/FlatAidePro%20BatchCalibration%20v1_1_5.pdf
じゃあ早速やってみようと思ったら、撮影に使用しているMacBookの液晶を不注意で割ってしまう大失敗。修理が終わるまで撮影できなくなってしまいました。
とりあえず、トリミングして誤魔化すと撮影時間の割にとてもよく写っていると思うのですけど、フルサイズ導入した意味ないじゃんって話です。MacBookが復活したらFlatAidepro試してみようと思います。ちなみにAppleCareに入っていたので修理費はそんなに高くありません。よかった、、、。