毎日複数の天気予報サイトを監視していますが、もう少しで梅雨明けしそうです。このところ夜になると雲の切れ目から木星と土星は見えることが多いので、比較的短時間で撮影できる惑星を観望しました。
特に今回は、木星の大赤斑を見てみようと思い、アストロアーツさんの動画を拝見して大赤斑が見える時間帯を調べ、狙ってみました。
木星のガリレオ衛星と大赤斑:2021年7月 - YouTube
↑アストロアーツさんの動画
とりあえず見えたと言うレベルですが、、、
トリミングすると、、、なんか縦の筋が入ってしまっているような、、、。
カメラ zwo asi385
望遠鏡 borg77edii + 1.4倍DGエクステンダー+国際光器3倍バローレンズ(換算約10710mm 約f27.7)
架台 AZ-GTI経緯台モード
露出 1/30秒 gain300 のフレーム2500枚をauto stakkert3でスタック(条件の良い15%)→registaxでwavelet処理
焦点距離10,710mmということでベランダから撮影してますとちょっとした振動でぶれてしまいます。例えば、、、
•エアコン室外機の振動
•自分の動きによる家全体の振動
•自宅から300メートルくらい先の線路を走る電車の振動
•そよ風で望遠鏡が揺れる
これまで電車の振動やベランダのある2階を小走りするだけでベランダが揺れるとは思っていなかったので、「この家大丈夫か、、、」とか思いましたが、それはさておき、
動画撮影中は、エアコンをきり、電車が来ないことを祈り、自分もじっとしているなど忍耐を伴う儀式が必要となります。
ただ、シーイングがわるかったようであまり良い動画は撮れなかったと思いますし、そもそも過剰倍率かもしれません。
そのため、納得いくまで条件を変え複数動画を撮影していると、、。
気づくとSSDがパンパンになってしまいました。もともと、MacBookの512GBのSSD上に128GBのパーテションを切ってWindowsをインストールしているのですぐ容量不足になります。
動画の保存形式にもよりますが、1分半で約5GBから10GB消費してしまうので厳しいところです。
と、まあさまざまな苦労をしましたが、とても人様に木星です!と自慢できる画像ではありません。しかし、木星の右下の部分に大赤斑は確認できましたので、目的達成です。
約1時間後に撮影した木星です。こちらの方が、綺麗に処理できていると思います。
しかし、もう大赤斑が移動し、見えなくなりそうになっています。
木星は約10時間で一周自転します。
早すぎます。恐ろしい、、、。
もう一度、編集してみました。
編集によって、全然変わりますね。