トールの兜星雲(NGC2359)を撮影した際に、これまでの機材のセッティング(換算約530mm F約5)では焦点距離が短すぎたので、レデューサー代わりに使っているクローズアップレンズを外し、代わりに惑星用にしか使っていなかったエクステンダーを装着して撮影してみました。換算約1,071mm F約9.2になります。約2段くらい光学系になってしまいますが、ISOを3200→6400に挙げ、さらに撮影時間を倍増して撮影する計画です。
ただ、撮影時間は、寝落ちしている間にパソコンが止まり、(スリープタイマーの設定が短かすぎました。)結局いつもと同じくらいになってしまいました。
カメラ sony a6400
望遠鏡 borg77edⅱ+純正エクステンダー(×1.4)+サイトロン comet bpフィルター
架台 ケンコー se2-j赤道儀 PHD2でオートガイド撮影+ディザリング
ガイド鏡•カメラ sv165 zwo asi385
露出 5分(iso6400)×42枚
をステライメージ9でコンポジット→トリミング+ Lightroom で調整 +トリミング
撮影地 名古屋市の外れの自宅
3時間半程度撮影して、ダーク、フラット補正、レベル調整してみると、暗い光学系にも関わらず結構写ってくれていました。ただ、エクステンダーのせいなのか星がボテボテに見えます。
また、1000mmでも焦点距離は足りないので、トリミングしました。500mmをトリミングしたものと比べるとディテールもわかるようになりました。兜の周りを取り巻くタコの足?みたいな星雲も映っていますが、もっとはっきり写したいのでまた、天気が良くなったら撮り増ししようかなと思います。
春の系外銀河の撮影には1000ミリでも全然足りませんが、a6400の画像数2400万画素を頼りにトリミングで乗り切ろうとおもいます。